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アフターピルとしても処方される中用量ピルの特徴

薬を飲んでいる女性

生理不順や避妊のためにピルを服用している人や服用を検討している女性は多いです。
ピルには低用量、中用量と高用量の三種類があり、それぞれの特徴が異なっています。
中用量ピルは避妊目的と生理痛の緩和のどちらにも用いられている薬です。
女性ホルモンであるエストロゲンが約50マイクログラム含まれており、低用量ピルと比較すると成分量が多く効果が強いと言えます。

中用量ピルは低用量ピルよりも前から避妊薬として利用されていました。
薬に含まれる成分が低用量よりも多いため、飲み忘れによる避妊失敗が少ないという点が大きな特徴だと言えます。
ピルは通信販売などで安価に購入できることもありますが、病院処方であっても保険が適用されることがあります。
医療費の負担が心配であるという人でも利用しやすいです。

中用量ピルは効果が高い点などが大きな魅力であると言えますが、低用量ピルと比較すると若干副作用が強いという問題点があります。
これは個人差もあるため絶対であるとは言えませんが、特に使用をし始めたばかりに吐き気や頭痛などを感じて体調を崩してしまう人がいます。
定期的に医師のチェックを受けたり、何かがあったときにすぐ診てもらえる病院を探しておくことが大切です。

中用量ピルは生理周期をずらすときにも用いられます。
旅行やデートの日程と合わせて生理周期をずらしたいという人は少なくありません。
大切な日を快適に過ごすために、スケジュールに合わせて服用することで生理を調整することができます。
周期をずらすだけでなく、月経量の減少や生理日のコントロールを目的として使用することもあります。
しかし、これらはよほどひどい場合を除いては低用量の使用を推奨されるケースが多いです。

そして、最も多いとも言える使用目的が緊急避妊だと言えます。
いわゆるアフターピルと呼ばれるもので、避妊に失敗してしまった性交の後に服用します。
72時間以内に使用することで高い確率で避妊の失敗に対処できるとされています。

中用量ピルがアフターピルとしての効果を発揮する理由

中用量ピルがアフターピルとして効果的であることはよく知られていますが、その効果のメカニズムまで理解している人は少ないです。
安心してアフターピルとして服用するためにも、効果が発揮される理由を知っておくと良いでしょう。

前提として、月経に関わっている女性ホルモンは2種類あります。
エストロゲンとプロゲステロンと言い、前者は卵巣に存在する卵子の周囲にある卵胞の主な成分となっています。
主な作用は大体4週間ごとに卵子を1つ成長させて排卵させることと子宮の内側にある粘膜を厚くさせることです。
プロゲステロンの作用は排卵4週間後のエストロゲンが少なくなる時期に放出され、着床できる状態にすることです。
プロゲステロンの分泌がなくなると生理が起こります。

中用量ピルが効く仕組みはプロゲステロンの作用に大きく関わっています。
中用量ピルを飲むことでプロゲステロンと同じ作用をもたらす物質を子宮に到達させます。
そして人工的に子宮内でプロゲステロンが分泌された状態を作るというわけです。
アフターピルを飲み終えると、プロゲステロンと同じ作用をもたらす物質が子宮に到達しなくなります。
そうすると人工的にプロゲステロンが分泌されず、生理が起こり妊娠を防ぐことができます。

このようなメカニズムで中用量ピルがアフターピルとしての高い効果をもたらします。
中用量ピルは病院で診てもらえばすぐに手に入りますし、現在では様々な目的で使用している人も多いです。
しかしながら、大多数の人にとって身近なものであっても副作用がおこる場合があるなどの問題点がありますので、服用を考えている場合は注意が必要です。
医師の指示に従って注意点を守り、適切に服用するようにしましょう。

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