• ホーム
  • なぜ、低用量ピルが主流になったのでしょうか

なぜ、低用量ピルが主流になったのでしょうか

経口避妊薬であるピルには女性ホルモンが含まれていて、身体の指示系統をコントロールすることで妊娠を防ぎます。
それには複数のアプローチがなされ、正しく飲めば妊娠してしまう確率を大きく下げることができます。
失敗率は同じ避妊に使用されるコンドームと比較しても、格段に差があります。

ピルを飲むとまず排卵そのものが、卵胞を成長させないことで抑制されます。
これは成長させるために必要なホルモンを阻害するものです。
そして子宮にも働きかけ、内膜が増えることを防ぎます。
このことによって、もし受精卵ができてしまったとしても着床しづらい環境になります。
さらに精子の対策として、子宮の入り口である頚管の粘膜を変化させて、進入を拒むという合わせて3つの対策効果が現れます。

ピルには錠剤の中に含まれているホルモン量の違いによって、高・中・低と名前が変わります。
かつては高用量や中容量のピルも使用されていましたが、大きな副作用がデメリットとなっていました。
本来ピルというのは妊娠をしないために使用されるだけではなく、月経困難症や子宮内膜症といった病気の治療にも用いられるものです。
ホルモン量が高いものは主にそちらで使用されます。
そして避妊には低用量のもので十分ということが判明したのと、開発が進み認可が下りたことで低用量のピルが主流になりました。

低用量ピルは避妊するために、生理が始まってから21日の間毎日服用し続けなければならない薬です。
そしてその後の7日間を休息に当てるというサイクルを組みます。
飲み忘れてしまうと効果が発揮できなくなるため、休息期間であっても有効成分が入っていない偽薬を用い、常に錠剤を飲み続ける習慣をつけるタイプも存在します。
服用をやめると、次のサイクルから普通に妊娠できる状態に戻ることができます。

低用量ピルは少ないと言っても、吐き気などある程度の副作用はあります。
それでも確実性は高いため、確かな成功と副作用が無い方かどちらを選択するかということになります。
またコンドームと併用するとさらに確率は低くなるとともに、精神的にも安全性が高くなります。

避妊用として主流の低用量ピルの種類

低用量ピルにはホルモンが使用されていますが、そのホルモンに種類がいくつかあるため、ピルもそれに伴って多種多様なものがあります。
そしてそれらは使用されている成分によって、世代ごとに分けられます。
どの世代にも共通している成分エチニルエストラジオールが含まれていて、これは主に子宮に作用する部分の卵胞ホルモンです。
この卵胞ホルモンの量を調整しつつも、世代ごとに併用する黄体ホルモンの種類を変えることで差別化が図られています。

そして低用量ピル全体で見ると、主流なのは第2世代のトリキュラーと、第3世代のマーベロンです。
避妊薬という言葉にセットとして良く挙げられるほどメジャーなふたつです。
第2世代に使用されているのはレボノルゲストレルというホルモンで、服用をやめても元の状態戻るためには期間が必要という副作用を持っていました。

そのデメリットを軽減したのがデソゲストレルを成分とした第3世代です。
男性化の副作用が特に軽減されていることが特徴で、服用をやめると元の状態に戻りやすいタイプです。

どの世代にも強みとなる点と特徴的な副作用があるため、計算して負担が少ない自身に合ったものを選択すると良いです。
また世代内でもいくつかの種類に分かれていますが、これは主にホルモンのバランスが違い、基本的な成分の種類は同じものです。
ただ細かな点で違うことがあるので、使用する前にしっかり把握しておく必要があります。

そしてこれらのピルには偽物が存在します。
特に海外で作られたものは信頼性が低く、サイクル通り飲み続けていたにも関わらず妊娠したという例は少なくありません。
なので正しいルートを経て入手し、安全性を確認してから服用するようにしましょう。

関連記事
個人輸入代行でピルを購入するメリットとデメリット 2020年05月12日

ピルは処方薬に分類されているため、通常は産婦人科で診察を受ける必要があります。しかし、個人輸入代行を利用して購入することも可能です。これにはメリットとデメリットがあるので理解してから利用する必要があります。まず、個人輸入代行を使う場合、海外からの購入であっても日本語で注文を行えるので簡単であり、通販...

超低用量ピルが最新と言われる理由 2020年04月03日

ピルは生理周期のコントロールからひどい生理痛の緩和、避妊といった様々な目的のために使用されます。少し前までは低用量、中用量、高用量の3種類のピルが用いられていました。生理痛や避妊など多くの女性の悩みを解決するために処方され、いずれかのピルを使用したことがある人は多いです。現在では新たなピルとして超低...

高用量ピル、ソフィアCの正しい飲み方 2019年12月26日

そもそも高用量ピルとは、避妊目的のために最初に開発されたもので、含有ホルモン量が多かったことから副作用が出やすく、さらに医師による診察と、服用に伴って現れる体の変化に対する綿密な経過観察が必要なため、避妊目的で飲むにはハードルが高いというのが実情でした。しかしながら、最初はソフィアCを代表とする高用...

最新世代の超低用量ピル、ヤーズとは? 2020年01月29日

低用量ピルが日本で導入されて、日常的にピルを使う人の数が増えてきています。最近ではさらに含まれている女性ホルモンの量が少ない超低用量ピルという種類のピルも販売が開始されています。その超低用量ピルの種類の中にはヤーズというピルも含まれます。ヤーズは今までの低用量ピルよりもさらにホルモン量を減らし、低用...

低用量ピル、トリキュラーは2種類あります 2020年01月12日

日本国内のクリニックで処方されている低用量ピルとして、「トリキュラー」は人気です。トリキュラーは副作用が起こり難い低用量ピルということから、多くのクリニックで処方されるようになりました。有効成分のエチニルエストラジオールとレボノルゲストレルは、女性ホルモン作用があるホルモン製剤です。エチニルエストラ...